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第三京浜→横浜新道→横横道路
そして第二アクアライン

 2000年6月22日、アクアラインは「千葉プール」に取り込むことが決定された。これによって一般有料道路中トップの通行量を誇る京葉道路が、「永久にタダにならない」と宣告されたに等しい。アクアラインの負債はそれほど莫大なのだ。
 視点を替えて「地域プール制」をみれば、採算性の悪い道路や料金徴集期間の長い道路を取り込むことによって、収益性の高い有料道路を永久にタダにしないで済ませるシステムだといえる。 つまり、「全国プール制」によって、高速道路(高速自動車国道)がいつまでもタダにならないこととまったく同じなのである。
 このように 「地域プール制」は、一般有料道路にかかげられた「個別採算制」を反故にするシステムだといえる。

参考資料:「横浜プール」と「千葉プール」各路線の個別採算計画

 そして現在、横浜横須賀道路の延長線では「第2アクアラインプロジェクト」が着々と推進されている。

東京湾口道路の詳細をみる

 この道路がアクアラインの二の舞をふむことはだれの目にも明らかだ。そしてアクアラインが「千葉プール」に取り込まれたように、第二アクアライン(湾口道路)では「横浜プール」の収益があてにされることは間違いない。
  もしそうなれば、横横道路はもちろん、すでに開通から35年以上が経過した横浜新道と第三京浜は、孫の代が死に絶えるまでタダで走れることはありません。


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